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Channel: FX自動売買で稼げない理由を暴く!長期で稼ぐEAの検証とレビュー » Pepperstone
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もうPepperstoneはダメなのか?(その2)

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前回に引き続き、Yさんからの相談とその回答です。

新興FX業者に対する注意点を中心に回答していますが、
単純思考で良い・悪いを決めるような記事ではないことを
事前に申し添えておきます。


To: たろけんさん

Yです。
お世話になっております。

> ただ、最近いい噂をあまり聞かなくなってきましたので、
> Pepperstoneも大企業病になってきたのかも知れません。
> (資金の出し入れに関しては、逆に大手の方が安心で便利ですが)

他の検証サイトでも、Pepperstoneは、かつてはよかったが、最近は・・・
という記事をよくみます。

海外のよい業者を探しているのですが、最近、BigBossというニュージーランドの
業者をみつけました。サイトによっては、お勧めにしているところもあるようです。
(インターネット直結で、すべりにくいなど)
たろけんさんは、どう思われますか?



BigBossは僕も噂では聞いています。
問題なく使っている方もおられるようなので、
少なくとも悪質FX業者のような類ではないと思われます。

ただ、僕自身検証していませんので、
WallStreetとの相性についてはよく分かりません。
(滑りにくい、ということだけでEAとの相性が決まるほど
単純ではないことはYさんもご存知かと思います)

これはいずれ日を改めて検証してみたいと思います。

以下、未検証であることをご了承いただいた上で
僕なりの意見を書かせていただきますね。


BigBossは確かに「今は」いいかも知れませんが、
今後どうなっていくかは未知数です。

大抵のFX業者に言えることですが、
最初は顧客数が少ないため、

・信頼獲得→新規顧客獲得

が最重要課題となります。

そのため、初期段階でサービスレベルが高いのは
ある意味当たり前のことです。


最初からサービスレベルが低い業者は、
高い確率で短期で店をたたむことになります。


BigBossはまさにこの初期段階にあって、
最初の関門はクリアしていると言えます。


ただ、顧客数が増えていくにしたがって
一部のサービスレベルは低下していく傾向にあるようです。

僕の個人的な経験ですが、

・約定やサーバー系のサービスレベルは低下
・入出金系のサービスレベルは向上

するのが一般的と思います。

企業の理屈から言えば、これはある意味仕方のないことでもあって、

・顧客数が増えることによるインフラの増強・コストの増加
・顧客バリエーションが増えることによる対応コストの増加

との戦いでもあるということです。

先方も慈善事業ではないため、
どうしても収益を上げるプレッシャーにより
一部の顧客の不満を放置せざるを得ない状況となります。

入出金系のサービスが向上するのは、
それを向上させれば如実に入金額が増加して収益につながる
という理由からでしょう。

ある意味、不満が出てくるということは、
よくも悪くも大手になったということの裏返しと思います。

PepperstoneやFXDDはこの状態です。
BigBossもいずれこうなる可能性は否定できません。


ここからさらに私見なのですが、
新しい業者に乗り換えるのは
「ほどほど」にされるのがいいと思います。


僕はEAを資産運用の一つの手段と捉えていますが、
そのためにはできるだけ手間暇を掛けないように
しなければなりません。

(そうしないと、最も大切なリソースである「時間」が減り、
 本業に悪影響が出てしまいます)

ですので、

1.EAとの相性が「悪くはなく」、EA好調時にきちんと利益が出せる業者
2.入出金がいつでも安心して行える(この点FXDDは高評価)

という条件が揃ってさえいれば、
基本的にはどこでもいいと考えています。

それ以上のことを求めてしまうと、
どうしてもYさんの大切な時間が削られてしまい、
資産運用をしているのか、永遠のFX業者探しの旅をしているのか
分からなくなってしまいます。


ネット上には滑りやスプレッドに過剰反応される方が多いようですが、
やや特定の、偏った意見が多いように思います。
(それ以外の、あまり気にしていない人はネットにわざわざ書きませんから)

もちろん、裁量でギリギリのスキャルピングや指標トレードを
やってるような方には死活問題だと思いますので、
当然重視されるのだと思いますが

通常のEA、特に長期的にワークすることを志向しているEAであれば
多少の滑りやスプレッドが致命傷となることはそれほどありません。

というか、むしろそうしたものに過剰に依存する手法自体、
長期的にワークするかどうかを
真剣に検証する必要があると言えるでしょう。



今回のPepperstoneの件では
流石にちょっと乗り換えを考えたほうが良いかも知れませんが、
それ以外であれば必要以上に神経質になることもないと思います。

一方で、海外業者はどこにリスクがあるか分かりませんので、
一つの業者に全額を投入するなどということなく、 
バランスよく分散される方が良いということは
言うまでもありません。

皆忘れがちですが、日本の金融庁による規制リスクというのもあります。
(これ、意外とバカにできないリスクです…)

そういう意味でBigBossにも資金を分散投入するのであれば
それはリスク分散という意味で合理的な判断だと思います。


そもそも海外を使わなくて済むなら、
それに越したことはないんですけどね…。
# 日本の業者ももっと頑張ってくれ〜!というのが本音。

相変わらず日本は金融後進国なので、
みな仕方なく海外を使っている、という状況ですね。


ここまでが僕のYさんへの回答です。


何度も言いますが、我々の目的は「FX業者探し」ではなく、
「できるだけ手間暇掛けずに資産運用」することです。

もちろんそのために良いFX業者を捜すのは当然っちゃ当然なんですが、
当初の目的を忘れてFX業者探しに心血を注ぐのは
本末転倒といわざるを得ません。

ですので、FX業者探しは「ほどほど」にしましょう、というわけです。



以上、参考になりましたら幸いです。


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